歩夢のいのち☆キラリ   フリータレント いつか(山口県在住)
長崎のタレントオフィス「Lipmarks.」に所属
テレビ・ラジオのお仕事などを中心に5年活動後、旦那さんの転勤と共に山口にて子育て奮闘中
     
第36話_2011.12.10発行    街を彩るクリスマスのイルミネーションや、ツリーの華やかさに触発されて、我が家も12月に入る前に、二つのツリーを玄関とリビングに飾りました。クリスマス気分に、がっつり浸りながら、年賀状のあて名書きに励むという、なんとも違和感満載の日々を過ごしています(笑)
 先月のことになりますが、歩夢の通う学校の文化祭が行われました。去年は、お仕事の為に、参加することができなかったので、私にとっては初めての文化祭となりました。歩夢は、絵日記の発表をしました。生まれて初めて飛行機に乗った時の絵を描いて、文章を考えました。
 その文章は、短いのですが、「ひこうきにのった。ひこうきは、大きかった。ゆれた。でも、こわくなかった。あまのあゆむ」という内容で、自分で書いた飛行機の絵をバックに、手話で発表するというものでした。10月中旬から、毎日欠かさず練習をしてきた成果を、しっかりと発揮し、間違うこともなく、堂々と発表することができました。その真剣な表情は、自信に充ち溢れ、頼もしくさえ感じました。発表を終えた歩夢に、「とっても上手にできたね!すごかったよ!良く頑張ったね!」と褒めると、満面の笑みで、うなずいていました。
 後から、担任の先生に聞いた話ですが、本番が終わって、舞台袖に下がった時に、明るいはっきりとした笑顔で、左手でオッケーサインを張りきって出したのだそうです。それはまるで、「先生!やったよ!私できたよね!」と言っているようで、達成感を感じている表情だったそうです。その表情はきっと、根気強く、歩夢に寄り添い、指導して下さった担任の先生にだけ見せたものだと思います。その話を聞いて、後からまたとってもうれしい気持ちになりました。努力が実を結んだ時の、喜びを忘れずに、何事にも果敢に挑戦する気持ちを伸ばしていってほしいと思います。
終わりに・・・。今年も、「歩夢のいのち☆キラリ」を読んでいただきありがとうございました。来る2012年が、お子様にとっても、ママのみなさんにとっても、さらなる飛躍の一年となるようお祈りしています。来年もどうぞよろしくお願いいたします!
 

第37話_2012.2.10発行    明けましたよ。おめでとうございます!(笑)
この言葉は、五月で三才になる息子が、急に言い出した新年の挨拶です。なんだか可愛くって訂正するのも心苦しかったのですが、彼のこれからを考えて、正しい挨拶を教えた2012年の幕開けでした。新年最初のコラムです。どうぞ今年もよろしくお付き合いください!
 歩夢は、去年の終わりぐらいから、トランプの「ババ抜き」を覚え、ハマっています。配られたカードを、じっくり見ながら、同じ数字のカードを二枚選ぶのには時間がかかりますが、ババが無いのを確認すると、とても嬉しそうです。順調に減って行く手持ちのカード。もうすぐあがり!という時に、ババをひいてしまいました。その瞬間といったら(笑)それまで笑顔だったのに、急に口をへの字に曲げて、深いため息と同時に、大きく肩をおとします。周りから見たら、歩夢にババが渡ったことはバレバレです。
 そして、次に歩夢のカードをひく人に対して、これを引きなさい!と言わんばかりにババを特別上に引き上げて持っています。そのカードを避けて、違うカードを取ろうとしたら、指にぐっと力を入れて、取らせようとしません(笑)仕方なく、ババを取ったら、ものすごく嬉しそうな顔をします。こういう悪知恵は、教えるわけでもないのに、どうしてできるのでしょう。元々備わっている防衛本能なのでしょうか(笑)
 おかげで、なかなか歩夢に勝つことはできませんが、そろそろ、勝負の厳しさというものを教えてあげなければいけないと思っている、負けず嫌いの私です。え?大人げない??それは言わないでください(笑)
 

第38話_2012.3.10発行   山口に引っ越して、丸三年が経とうとしています。ここ最近、転勤族の我が家は、なんとなく落ち着かない日々を過ごしています。新年度はどこで迎えることになるんでしょう。 来月は入園や入学などを控えたお子さんも多いことでしょう。期待もある反面、不安もつきものです。子供の小さな変化にも気がついてあげられる心の余裕は、無くさないようにしたいものですね。
と、エラそうなことを言っている私が1番余裕がないのかもしれません。歩夢の学校帰りに近所のスーパーへ買い物に行きました。車椅子に座った歩夢が、買い物カートのハンドルを持ち、私は車イスを押すという、ラッシュ時には申し訳ない長さのご一行になります(笑)子供にとって店内は、アミューズメントパークに匹敵するくらいの場所。好奇心の塊である息子は、初めは、大人しくついて来ますが、だんだんテンションが上がると、鮮魚コーナーの大きな水槽まで、『ママー!おかさな(お魚)いくんだよー!」と、走って行くではありませんか!消えて行く息子を大声で呼び止め、車イスを押し、「スミマセン。スミマセン。」と謝りながら、息子を追いかける時の余裕のなさと言ったら…(笑)ようやく、息子に追いつき、連れて行こうとすると、「イヤーギャー!」と言う甲高い叫び声。その一部始終を見ていたのであろう、おばさんが、吐き捨てるように、「やかましいね、ちゃんと手を繋いどかんにゃ!」と一言。…なかなか言ってくれますね、おばさまよー!ムッとしている私の横を、子ども連れの同じ年くらいのママが、「大変よね☆」とニコリ。ココロがスッと和みました。
なるべく迷惑にならないようにという気遣いを忘れているわけではありませんし、できる限り注意をしています。でも子どもは、いつでも言う事を聞いてくれるわけではない事も理解をして欲しいと思うのです。「お菓子買ってー」とダダをこね、床で転がっている子供もいます。そんな時、周りに目をやると冷たい視線を投げる人がいます。この大半は女性。同じ経験をしたことがあるであろう女性からの視線が、母親を追い詰めることがあるという事を、理解して欲しいの思うのです。私達、現役ママの子育ては、まだまだ続きます。ココロが折れそうな時にも、時には、「幼い時は仕方が無い!」と開き直ってこの視線に負けない強さも身につけて行きましょう(笑)
 

第39話_2012.4.10発行    新年度を迎えました。心配していた転勤はなく、今年度も山口で、春を迎えています。歩夢は三年生に進級しました。新入生も迎え、彼女なりにまた一つ、お姉さんになったと実感しているようです。山口に引っ越してきた時は、お腹の中にいた息子も、来月3歳になります。流れている時間は同じなのに、息子の成長を早く感じてしまうのは、歩夢の成長をのんびり見てきたからでしょうか。
 息子は、6つ離れているお姉ちゃんよりも、自分の方が、お兄ちゃんだと思っているようです(笑)。最近は、手話も少しだけ使うようになって、「あゆートイレ行くんじゃないのー?」「あゆーお風呂入ったのー?」とか、私の口調そっくりに、歩夢に話しかけるようになりました。その言葉遣いもさることながら、息子の行動に頼もしさを感じることが増えてきました。自宅マンションの、タッチ式の自動ドアを、「まいくんが、開けるね」と言って、ボタンを押してくれたり、お店の重たい扉を、一生懸命押し開けて、「あゆー、はいどうぞー」と言いながら、歩夢が車椅子ではいるまで、扉を押したまま待ってくれたりします。私が手伝おうとすると、「ママしないの!まいくんがするの!」と怒ります(笑)。自分から動いてくれるのは本当に助かるし、息子の純粋な優しさに、心がホッと和むことも度々です。とは言え、もちろん、きょうだい喧嘩をすることもあります。
 先日息子が、新幹線のおもちゃで遊んでいる時のこと。敷居を線路に見たてて、新幹線を走らせていたのですが、その敷居の上に、移動してきた歩夢がどーんと座ってしまいました。息子は、「あゆーのいてー!」と大きい声で言ったのですが、聞こえない歩夢は、気づきません。「あゆーのいてってばー!」とさらに大きな声を出します。いよいよ息子は、「のーいーってってばー!!」と、手足をバタバタさせて叫び始めました(笑)。
 【聞こえない】事がどのようなことなのか理解するのには、もう少し時間がかかると思います。でも、その場その場で教えなければ、理解もできないので、「まいくん、あゆ姉ちゃんはお耳が聞こえないから、おててでお話ししようね!」と言って、歩夢の目の前で「あゆ姉ちゃん、のいてください」と息子に手話を教えながら解決するようにしています。すると、歩夢は、すぐに移動してくれました。【伝える】手段は、一つじゃない!という事を、歩夢との毎日の生活の中で、身につけて欲しいなと感じている今日この頃です。
 

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